(Manyoshu 3691)
天地等
登毛尓母我毛等
於毛比都々
安里家牟毛能乎
波之家也思
伊敝乎波奈礼弖
奈美能宇倍由
奈豆佐比伎尓弖
安良多麻能 月日毛伎倍奴
可里我祢母
都藝弖伎奈氣婆
多良知祢能
波々母都末良母 安<佐>都由尓
毛能須蘇比都知
由布疑里尓
己呂毛弖奴礼弖
左伎久之毛 安流良牟其登久
伊R見都追
麻都良牟母能乎
世間能 比登<乃>奈氣伎<波>
安比於毛波奴
君尓安礼也母
安伎波疑能 知良敝流野邊乃
波都乎花
可里保尓布<伎>弖
久毛婆奈礼 等保伎久尓敝能
都由之毛能
佐武伎山邊尓
夜杼里世流良牟
登毛尓母我毛等
於毛比都々
安里家牟毛能乎
波之家也思
伊敝乎波奈礼弖
奈美能宇倍由
奈豆佐比伎尓弖
安良多麻能 月日毛伎倍奴
可里我祢母
都藝弖伎奈氣婆
多良知祢能
波々母都末良母 安<佐>都由尓
毛能須蘇比都知
由布疑里尓
己呂毛弖奴礼弖
左伎久之毛 安流良牟其登久
伊R見都追
麻都良牟母能乎
世間能 比登<乃>奈氣伎<波>
安比於毛波奴
君尓安礼也母
安伎波疑能 知良敝流野邊乃
波都乎花
可里保尓布<伎>弖
久毛婆奈礼 等保伎久尓敝能
都由之毛能
佐武伎山邊尓
夜杼里世流良牟
Modern Japanese
天地と
ともにもがもと
思ひつつ
ありけむものを
はしけやし
家を離れて
波の上ゆ
なづさひ来にて
あらたまの 月日も来経ぬ
雁がねも
継ぎて来鳴けば
たらちねの
母も妻らも 朝露に
裳の裾ひづち
夕霧に
衣手濡れて
幸くしも あるらむごとく
出で見つつ
待つらむものを
世間の 人の嘆きは
相思はぬ
君にあれやも
秋萩の 散らへる野辺の
初尾花
仮廬に葺きて
雲離れ 遠き国辺の
露霜の
寒き山辺に
宿りせるらむ
ともにもがもと
思ひつつ
ありけむものを
はしけやし
家を離れて
波の上ゆ
なづさひ来にて
あらたまの 月日も来経ぬ
雁がねも
継ぎて来鳴けば
たらちねの
母も妻らも 朝露に
裳の裾ひづち
夕霧に
衣手濡れて
幸くしも あるらむごとく
出で見つつ
待つらむものを
世間の 人の嘆きは
相思はぬ
君にあれやも
秋萩の 散らへる野辺の
初尾花
仮廬に葺きて
雲離れ 遠き国辺の
露霜の
寒き山辺に
宿りせるらむ
Hiragana Pronounciation
あめつちと
ともにもがもと
おもひつつ
ありけむものを
はしけやし
いへをはなれて
なみのうへゆ
なづさひきにて
あらたまの
つきひもきへぬ
かりがねも
つぎてきなけば
たらちねの
ははもつまらも
あさつゆに
ものすそひづち
ゆふぎりに
ころもでぬれて
さきくしも
あるらむごとく
いでみつつ
まつらむものを
よのなかの
ひとのなげきは
あひおもはぬ
きみにあれやも
あきはぎの
ちらへるのへの
はつをばな
かりほにふきて
くもばなれ
とほきくにへの
つゆしもの
さむきやまへに
やどりせるらむ
ともにもがもと
おもひつつ
ありけむものを
はしけやし
いへをはなれて
なみのうへゆ
なづさひきにて
あらたまの
つきひもきへぬ
かりがねも
つぎてきなけば
たらちねの
ははもつまらも
あさつゆに
ものすそひづち
ゆふぎりに
ころもでぬれて
さきくしも
あるらむごとく
いでみつつ
まつらむものを
よのなかの
ひとのなげきは
あひおもはぬ
きみにあれやも
あきはぎの
ちらへるのへの
はつをばな
かりほにふきて
くもばなれ
とほきくにへの
つゆしもの
さむきやまへに
やどりせるらむ
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