不飽感霍公鳥之情述懐作歌一首[并短歌] (Manyoshu 4180)

春過而
夏来向者
足桧木乃
山呼等余米
左夜中尓
鳴霍公鳥
始音乎
聞婆奈都可之
菖蒲
花橘乎
貫交
可頭良久麻<泥>尓 里響
喧渡礼騰母
尚之努波由

Modern Japanese

春過ぎて
夏来向へば
あしひきの
山呼び響め
さ夜中に
鳴く霍公鳥
初声を
聞けばなつかし
あやめぐさ
花橘を
貫き交へ
かづらくまでに 里響め
鳴き渡れども
なほし偲はゆ

Hiragana Pronounciation

はるすぎて
なつきむかへば
あしひきの
やまよびとよめ
さよなかに
なくほととぎす
はつこゑを
きけばなつかし
あやめぐさ
はなたちばなを
ぬきまじへ
かづらくまでに
さととよめ
なきわたれども
なほししのはゆ

Rate this poem: 
Translation: 
Language: 

Reviews

No reviews yet.