到壹岐嶋雪連宅満忽遇鬼病死去之時作歌一首[并短歌] (Manyoshu 3688)

須賣呂伎能
等保能朝庭等
可良國尓
和多流和我世波
伊敝妣等能
伊波比麻多祢可
多太<未>可母
安夜麻知之家牟
安吉佐良婆 可敝里麻左牟等
多良知祢能
波々尓麻乎之弖
等伎毛須疑 都奇母倍奴礼婆
今日可許牟
明日可蒙許武登
伊敝<妣>等波 麻知故布良牟尓
等保能久尓
伊麻太毛都可受
也麻等乎毛 登保久左可里弖
伊波我祢乃
安良伎之麻祢尓
夜杼理須流君

Modern Japanese

天皇の
遠の朝廷と
韓国に
渡る我が背は
家人の
斎ひ待たねか
正身かも
過ちしけむ
秋去らば 帰りまさむと
たらちねの
母に申して
時も過ぎ 月も経ぬれば
今日か来む
明日かも来むと
家人は 待ち恋ふらむに
遠の国
いまだも着かず
大和をも 遠く離りて
岩が根の
荒き島根に
宿りする君

Hiragana Pronounciation

すめろきの
とほのみかどと
からくにに
わたるわがせは
いへびとの
いはひまたねか
ただみかも
あやまちしけむ
あきさらば
かへりまさむと
たらちねの
ははにまをして
ときもすぎ
つきもへぬれば
けふかこむ
あすかもこむと
いへびとは
まちこふらむに
とほのくに
いまだもつかず
やまとをも
とほくさかりて
いはがねの
あらきしまねに
やどりするきみ

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