四年丁卯春正月勅諸王諸臣子等散禁於授刀寮時作歌一首[并短歌] (Manyoshu 948)
真葛延
春日之山者
打靡
春去徃跡
山上丹
霞田名引
高圓尓
鴬鳴沼
物部乃
八十友能<壮>者
折<木>四哭之
来継<比日
如>此續
常丹有脊者
友名目而
遊物尾 馬名目而
徃益里乎
待難丹
吾為春乎
决巻毛
綾尓恐
言巻毛
湯々敷有跡
豫
兼而知者
千鳥鳴
其佐保川丹
石二生
菅根取而
之努布草
解除而益乎
徃水丹
潔而益乎
天皇之
御命恐
百礒城之
大宮人之
玉桙之
道毛不出
戀比日
春日之山者
打靡
春去徃跡
山上丹
霞田名引
高圓尓
鴬鳴沼
物部乃
八十友能<壮>者
折<木>四哭之
来継<比日
如>此續
常丹有脊者
友名目而
遊物尾 馬名目而
徃益里乎
待難丹
吾為春乎
决巻毛
綾尓恐
言巻毛
湯々敷有跡
豫
兼而知者
千鳥鳴
其佐保川丹
石二生
菅根取而
之努布草
解除而益乎
徃水丹
潔而益乎
天皇之
御命恐
百礒城之
大宮人之
玉桙之
道毛不出
戀比日
Modern Japanese
ま葛延ふ
春日の山は
うち靡く
春さりゆくと
山の上に
霞たなびく
高円に
鴬鳴きぬ
もののふの
八十伴の男は
雁が音の
来継ぐこの頃
かく継ぎて
常にありせば
友並めて
遊ばむものを
馬並めて
行かまし里を
待ちかてに
我がする春を
かけまくも
あやに畏し
言はまくも
ゆゆしくあらむと
あらかじめ
かねて知りせば
千鳥鳴く
その佐保川に
岩に生ふる
菅の根採りて
偲ふ草
祓へてましを
行く水に
みそぎてましを
大君の
命畏み
ももしきの
大宮人の
玉桙の
道にも出でず
恋ふるこの頃
春日の山は
うち靡く
春さりゆくと
山の上に
霞たなびく
高円に
鴬鳴きぬ
もののふの
八十伴の男は
雁が音の
来継ぐこの頃
かく継ぎて
常にありせば
友並めて
遊ばむものを
馬並めて
行かまし里を
待ちかてに
我がする春を
かけまくも
あやに畏し
言はまくも
ゆゆしくあらむと
あらかじめ
かねて知りせば
千鳥鳴く
その佐保川に
岩に生ふる
菅の根採りて
偲ふ草
祓へてましを
行く水に
みそぎてましを
大君の
命畏み
ももしきの
大宮人の
玉桙の
道にも出でず
恋ふるこの頃
Hiragana Pronounciation
まくずはふ
かすがのやまは
うちなびく
はるさりゆくと
やまのへに
かすみたなびく
たかまとに
うぐひすなきぬ
もののふの
やそとものをは
かりがねの
きつぐこのころ
かくつぎて
つねにありせば
ともなめて
あそばむものを
うまなめて
ゆかましさとを
まちかてに
わがせしはるを
かけまくも
あやにかしこし
いはまくも
ゆゆしくあらむと
あらかじめ
かねてしりせば
ちどりなく
そのさほがはに
いはにおふる
すがのねとりて
しのふくさ
はらへてましを
ゆくみづに
みそぎてましを
おほきみの
みことかしこみ
ももしきの
おほみやひとの
たまほこの
みちにもいでず
こふるこのころ
かすがのやまは
うちなびく
はるさりゆくと
やまのへに
かすみたなびく
たかまとに
うぐひすなきぬ
もののふの
やそとものをは
かりがねの
きつぐこのころ
かくつぎて
つねにありせば
ともなめて
あそばむものを
うまなめて
ゆかましさとを
まちかてに
わがせしはるを
かけまくも
あやにかしこし
いはまくも
ゆゆしくあらむと
あらかじめ
かねてしりせば
ちどりなく
そのさほがはに
いはにおふる
すがのねとりて
しのふくさ
はらへてましを
ゆくみづに
みそぎてましを
おほきみの
みことかしこみ
ももしきの
おほみやひとの
たまほこの
みちにもいでず
こふるこのころ
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