廿二日贈判官久米朝臣廣縄霍公鳥怨恨歌一首[并短歌] (Manyoshu 4207)
此間尓之C
曽我比尓所見
和我勢故我
垣都能谿尓
安氣左礼婆
榛之狭枝尓
暮左礼婆
藤之繁美尓
遥々尓
鳴霍公鳥
吾屋戸能 殖木橘
花尓知流
時乎麻<太>之美
伎奈加奈久
曽許波不怨
之可礼杼毛 谷可多頭伎C
家居有
君之聞都々
追氣奈久毛宇之
曽我比尓所見
和我勢故我
垣都能谿尓
安氣左礼婆
榛之狭枝尓
暮左礼婆
藤之繁美尓
遥々尓
鳴霍公鳥
吾屋戸能 殖木橘
花尓知流
時乎麻<太>之美
伎奈加奈久
曽許波不怨
之可礼杼毛 谷可多頭伎C
家居有
君之聞都々
追氣奈久毛宇之
Modern Japanese
ここにして
そがひに見ゆる
我が背子が
垣内の谷に
明けされば
榛のさ枝に
夕されば
藤の繁みに
はろはろに
鳴く霍公鳥
我が宿の 植木橘
花に散る
時をまだしみ
来鳴かなく
そこは恨みず
しかれども 谷片付きて
家居れる
君が聞きつつ
告げなくも憂し
そがひに見ゆる
我が背子が
垣内の谷に
明けされば
榛のさ枝に
夕されば
藤の繁みに
はろはろに
鳴く霍公鳥
我が宿の 植木橘
花に散る
時をまだしみ
来鳴かなく
そこは恨みず
しかれども 谷片付きて
家居れる
君が聞きつつ
告げなくも憂し
Hiragana Pronounciation
ここにして
そがひにみゆる
わがせこが
かきつのたにに
あけされば
はりのさえだに
ゆふされば
ふぢのしげみに
はろはろに
なくほととぎす
わがやどの
うゑきたちばな
はなにちる
ときをまだしみ
きなかなく
そこはうらみず
しかれども
たにかたづきて
いへをれる
きみがききつつ
つげなくもうし
そがひにみゆる
わがせこが
かきつのたにに
あけされば
はりのさえだに
ゆふされば
ふぢのしげみに
はろはろに
なくほととぎす
わがやどの
うゑきたちばな
はなにちる
ときをまだしみ
きなかなく
そこはうらみず
しかれども
たにかたづきて
いへをれる
きみがききつつ
つげなくもうし
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