悲傷死妻歌一首[并短歌] [作主未詳] (Manyoshu 4236)

天地之
神者<无>可礼也

吾妻離流
光神
鳴波多D嬬
携手
共将有等
念之尓
情違奴
将言為便 将作為便不知尓
木綿手次
肩尓取<挂>
倭<文>幣乎
手尓取持C 勿令離等
和礼波雖祷
巻而寐之
妹之手本者
雲尓多奈妣久

Modern Japanese

天地の
神はなかれや
愛しき
我が妻離る
光る神
鳴りはた娘子
携はり
ともにあらむと
思ひしに
心違ひぬ
言はむすべ 為むすべ知らに
木綿たすき
肩に取り懸け
倭文幣を
手に取り持ちて な放けそと
我れは祈れど
枕きて寝し
妹が手本は
雲にたなびく

Hiragana Pronounciation

あめつちの
かみはなかれや
うつくしき
わがつまさかる
ひかるかみ
なりはたをとめ
たづさはり
ともにあらむと
おもひしに
こころたがひぬ
いはむすべ
せむすべしらに
ゆふたすき
かたにとりかけ
しつぬさを
てにとりもちて
なさけそと
われはいのれど
まきてねし
いもがたもとは
くもにたなびく

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