獨居幄裏遥聞霍公鳥喧作歌一首[并短歌] (Manyoshu 4089)

高御座
安麻<乃>日継登
須賣呂伎能
可<未>能美許登能
伎己之乎須
久尓能麻保良尓
山乎之毛
佐波尓於保美等
百鳥能
来居弖奈久許恵 春佐礼婆
伎吉<乃>
可奈之母
伊豆礼乎可
和枳弖之努波<无>
宇能花乃 佐久月多弖婆
米都良之久
鳴保等登藝須
安夜女具佐
珠奴久麻泥尓 比流久良之
欲和多之伎氣騰
伎久其等尓
許己呂都呉枳弖
宇知奈氣伎 安波礼能登里等
伊波奴登枳奈思

Modern Japanese

高御倉
天の日継と
すめろきの
神の命の
聞こしをす
国のまほらに
山をしも
さはに多みと
百鳥の
来居て鳴く声 春されば
聞きのかなしも
いづれをか
別きて偲はむ
卯の花の 咲く月立てば
めづらしく
鳴く霍公鳥
あやめぐさ
玉貫くまでに 昼暮らし
夜わたし聞けど
聞くごとに
心つごきて
うち嘆き あはれの鳥と
言はぬ時なし

Hiragana Pronounciation

たかみくら
あまのひつぎと
すめろきの
かみのみことの
きこしをす
くにのまほらに
やまをしも
さはにおほみと
ももとりの
きゐてなくこゑ
はるされば
ききのかなしも
いづれをか
わきてしのはむ
うのはなの
さくつきたてば
めづらしく
なくほととぎす
あやめぐさ
たまぬくまでに
ひるくらし
よわたしきけど
きくごとに
こころつごきて
うちなげき
あはれのとりと
いはぬときなし

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